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黒烏龍茶は、中国福建省を原産とする発酵度の高い烏龍茶です。「脂肪の吸収を抑える」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、これは特定の製品が国の制度に基づいて認められた表示であり、烏龍茶全般に当てはまるものではありません。この記事では、黒烏龍茶について正しく理解するためのポイントを管理栄養士が整理します。
黒烏龍茶とは
黒烏龍茶は烏龍茶の一種で、通常の烏龍茶よりも発酵度が高く、独特の濃厚な風味が特徴です。茶葉に含まれるポリフェノールの一種である重合ポリフェノールを多く含むことが知られています。
黒烏龍茶について報告されていること
特定保健用食品(トクホ)としての表示について
サントリーの「黒烏龍茶」は、消費者庁の許可を受けた特定保健用食品(トクホ)で、「食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、脂肪を排出しやすくする、食後の血中中性脂肪の上昇を緩やかにする」という表示が認められています1。これは、国が審査した臨床試験のデータに基づく表示であり、市販の「黒烏龍茶」と名のつく飲み物すべてに当てはまるわけではありません。トクホの表示があるかどうかはパッケージで確認できます。
抗酸化作用について
茶葉由来のポリフェノールには抗酸化作用があるとされ、体内の酸化ストレスへの関わりについて研究が行われています。ただし、これによって特定の病気を予防・治療できると保証されているわけではありません。
おすすめの飲み方
- 食事と一緒に:トクホ表示のある製品は、食事とともに飲むことを想定して設計されています。
- ホットで:温かい状態で飲むと、リラックスタイムにも取り入れやすくなります。
注意点
カフェインについて
黒烏龍茶にはカフェインが含まれています。就寝前の摂取は控え、カフェインに敏感な方や妊娠中の方は摂取量に注意してください。
飲み過ぎに注意
過剰に摂取すると胃への刺激になる場合があります。製品に記載された目安量を参考に、1日数杯程度にとどめましょう。トクホ製品であっても、食事全体のバランスや運動習慣に代わるものではありません。
管理栄養士POINT
「黒烏龍茶を飲めば痩せる」というイメージが先行しがちですが、トクホの表示はあくまで「脂肪の吸収を抑え、排出を助ける」という限定的な働きについて認められたものです。糖質・脂質の摂り過ぎや運動不足を黒烏龍茶だけで帳消しにできるわけではないため、バランスの良い食事と適度な運動を基本にしたうえで、上手に活用することをおすすめします。
よくある質問
Q. 黒烏龍茶を飲めば痩せますか?
A. トクホの黒烏龍茶には脂肪の吸収を抑える表示が認められていますが、これだけで体重が減ることを保証するものではありません。食事内容や運動習慣とあわせて取り入れることが大切です。
Q. トクホ表示のない黒烏龍茶との違いは何ですか?
A. トクホ表示は、国の審査を経た特定の製品にのみ認められています。同じ「黒烏龍茶」という名前でも、トクホ表示のない製品には同じ働きが認められているとは限らないため、気になる場合はパッケージの表示を確認しましょう。
Q. どのくらいの量を飲めばよいですか?
A. 製品ごとに推奨される飲用量が記載されているため、パッケージの表示に従うのが基本です。カフェインを含むため、飲み過ぎには注意してください。
参考文献・出典
- サントリー「黒烏龍茶」公式サイト(特定保健用食品としての許可表示について)https://www.suntory.co.jp/softdrink/kuro-oolong/
- メディカルドック「黒烏龍茶を飲むと脂肪の吸収を抑えられるって本当なの?」https://medicaldoc.jp/m/column-m/202205o0069/
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